抗酸化物質アスタキサンチンの効果とは

若返りも期待できるビタミンEのじつに500倍~1000倍の抗酸化力があると言われている赤い色素のアスタキサンチンと美肌効果について詳しく調べてみました。

・アスタキサンチンとは

水中に生息するヘマトコッカスという藻類にしか含まれていない色素成分であり、食品としては、その藻類をエサとする、オキアミなどのプランクトン、さらにそのプランクトンをエサとするサケやマス、魚介類や甲殻類など限られたものにしか含まれていない赤い色素の栄養分。強い日差しなどで発生する活性酸素を消去し、組織や細胞を守っている。確認された抗酸化物質の中で最強と言われ、ビタミンEの500倍~1000倍の抗酸化力である。美白のほか活性酸素を消去しコラーゲンの生成を助ける効果がある。

・アスタキサンチンの美肌効果

肌に対しての紫外線の悪影響は誰もが知っているここと思いますが、この悪影響にかかわっているのが活性酸素です。言葉を換えれば「紫外線の影響でつくり出された大量の活性酸素の害」なのです。

では、なぜ肌に紫外線を浴びると活性酸素がつくり出されるのでしょうか。人間の体にとって紫外線は、それ自体が外部から襲いかかってくる「外敵」です。体の内側では、これを消し去ろうとする防衛反応がおきます。それが活性酸素です。紫外線を浴びる量が多ければ多いほど、からだの中には必要以上に大量の活性酸素がつくられ、肌にとっては大敵のシミやソバカス、シワやたるみなどの老化は、じつは活性酸素によるものなのです。

歳を重ねると肌の老が現象がおきるのにもこれと深い関係があります。
それは、体内では絶えず活性酸素を消し去るために、活性酸素除去物質というものが、つくられているのですが、その代表的なものでSOD(スーパーオキシド・ジムターゼ)という活性酸素除去物質が40才を過ぎたあたりから徐々に働きが弱くなっていくからです。その活性酸素除去物質SOD(スーパーオキシド・ジムターゼ)の働きが弱くなると、体内で自然発生する活性酸素(スーパーオキシド)とのバランスが崩れて、過剰な活性酸素が発生し、細胞を次々と酸化させて細胞を死なせてしまうのです。

このようなことが皮膚の中でも起きており、表皮細胞の細胞膜が酸化して過酸化脂質が増えていくと、細胞死のスピードが速くなり、基底細胞での新しい細胞の分裂が間に合わなくなります。その結果として、表皮細胞そのものの数が減ることになり、皮膚の老化現象となるのです。

活性酸素の中でも、体内の酸素が紫外線や放射線に反応して生じる「一重項酸素」と呼ばれるものがあります。それは、紫外線にさらされやすい肌や目に多く発生します。そして、肌の細胞に対しては肌荒れ、皮膚病、皮膚がんを引き起こす原因となり、目に生じた場合は眼精疲労の原因となったり、白内障などの病気の引きがねになるといわれています。

肌は年をとると老化しますが、紫外線によってつくり出された一重項酸素がコラーゲンを破壊することによっても、皮膚の老化が起きるということです。
そして、この破壊は紫外線B波が深く関係していると考えられています。このため、紫外線による、活性酸素をいかに消去できるかが、皮膚の老化を食い止め、「美肌」を保つための大きなポイントになります。

そこで、注目されているのが、アスタキサンチンです。マウスによる実験では紫外線を浴びたあとにアスタキサンチンを塗ったマウスは、塗らないマウスに比べて、シワの形成や肌の弾力性の低下が抑えられていることがわかっています。
アスタキサンチンは紫外線によって生じる、一重項酸素に対して高い消去能力を持つといわれるベータカロチンの1.7倍、ビタミンEの75倍という高さで、一重項酸素を消去することができるということが明らかになったのです。

また、合成アスタキサンチンと天然アスタキサンチンを実験によって比べた結果、オキアミ由来の天然アスタキサンチン方には色素沈着を抑えて「美白」の維持にも効果があることが分かっています。

紫外線から肌の老化を防止することも大切ですが、そのためには活性酸素の打ち勝つことが、何よりも重要にです。その点でアスタキサンチンは皮膚に対する直接的な効果はもちろんのこと、全身の活性酸素を消し去るという優れた特徴を持っています。
紫外線の害は、今後、体の外からのスキンケアだけでは不十分と考えられるので、体の中で皮膚を守ってくれるアスタキサンチンは、これからの老化防止スキンケアの必須アイテムということになりそうですね。

【アスタキサンチンの効果まとめ】

・ビタミンEの500倍~1000倍の抗酸化力がある
・視力の衰えをもたらす目の病気に効く。
・アスタキサンチンを他の抗酸化物質と組み合わせることで、活性酸素を消去するパワーがより強力になる。
・免疫力を高める
・血液サラサラ効果(例えばサケやエビなどのアスタキサンチンを含む海産物と、カロチノイド系の緑黄色野菜を上手に組み合わせて食べることで、コレステロールの酸化、動脈硬化の予防効果が高められる)

以上のことから、上手にアスタキサンチンを取り入れて、スキンケア以外でもアンチエイジングの参考にしていただければと思います。

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